女性の警戒心を和らげることが大切だ。

女性は身ごもる立場なので、生殖に対してリスクが高い。そのため、男性のアプローチに対して警戒心を持つ。だから男性は、「僕は怖い人じゃないですよ」と言うシグナルを送るべきだ。今日はそのことを説明するために「ビジネスおネエ」という話をしたい。

断っておくが、大したオチはない。

僕は管理栄養士を目指して大学に通っていた。そこは9割以上が女性で、仲間同士で食事をするときも、女子会に1人の男が紛れ込んだ状態になる。

僕の恋愛対象は女性で、ドストレートなのだが、女性たちと違和感なく話すためにおネエっぽく振る舞っていた。美容やコスメに詳しいのも、女性の警戒心を解くための僕の作戦である。この作戦は、ギリシャ神話のトロイの木馬の話を読んで思いついた。肉食なのに、草食のふりをする人物を「ロールキャベツ」に例えることがある。肉を野菜で隠すのだ。逆に草食なのに、肉食なことは「アスパラベーコン」に例えられる。僕の場合は肉を野菜ではなく、「おネエ」でカモフラージュしているので、例えるならば「肉まん」である。ただし厳密に言うと、僕は性欲よりも愛欲の方が強く、「やりたい」より「愛されたい」という気持ちがあるので、肉まんの中身が「ソイミート」な感じだ。

女性は男性に比べて物理的な力が弱い傾向があり、また性的暴力の犠牲者は女性が多い。そのため女性は警戒心を強める必要がある。男性はその警戒心を解くことが大切である。だから芸能界で「おネエキャラ」を演じている人が多い。僕が尊敬する尾木ママも「ビジネスおネエ」としておネエキャラを演じている人だ。つまり、「おネエキャラ」はおいしいのである。

どれだけ「どんだけ〜」で居れるかは大切なことである。