「因数分解が社会に出て、何の役に立つのか?」

こんなことが世間で問いかけられることがある。この問いは何度も言われすぎて、アラ50(フィフ)の同窓会で、尾崎豊の「I LOVE YOU」を聴かされるくらい「またか」という気持ちにさせる。しかし、今日は因数分解が、「夜ムラムラした時」に役に立つという話をしたい。

断っておくが、たいしたオチはない。

夜は悪魔の時間だ。普段は女性に紳士的に接している僕もムラムラする時がある。そんな時、西野カナの曲を聴いて性欲を沈めようとする。しかし、それでもムラムラが収まらないときは、女友達に会おうとする。とりあえずLINEを送るのだが、「ムラムラしてます」はNG。「〇〇ちゃん、寝れないんだけど、起きてる?」でいこう。これが共通因数になる。

〇〇ちゃんの〇〇のところに女友達の下の名前を入れて展開すれば良い。〇〇に入れる項は5つある。つまり、5人に送る文章が出来上がる。すなわち、これはコピペだ。このコピペには、因数分解(展開の考え方)が生きている。そんなことかと思った人ほど、共通因数の考え方を自然と使いこなせている。

数学的思考はとても役に立つ。社会に出ても役に立つ。そして、数学は言うほどつまらなくない。

むしろ、5人にLINEを送ったのに、誰一人返ってこないことの方がつまらない。