「対数」ってどう言うこと?

 

指数は説明できるけど、対数はうまく説明できない。高校の数学の先生に質問したけれど、ネイマールのフェイントのようにかわされてしまったかもしれない。そんな人のために、今日は「早くキスがしたい」という話を通して対数のことを説明したい。

 

断っておくが、たいしたオチはない。

 

y=2のx乗という指数関数を考えてほしい。ここでxはデートの回数、yは女の子の気持ちの高まりだと思ってほしい。ここで、女の子の気持ちが100を超えると、キスがOKになるとする。1回目のデートではy=2、2回目のデートではy=4、3回目のデートではy=8となる。6回目のデートでy=64になり、7回目のデートでy=128になる。つまり、7回目のデート終了時にキスをすれば、合意の上でのキスになる。

 

しかし、できるだけ早くキスがしたい。7回目のデートの途中、つまり6回目のデートの最中に女の子の気持ち、つまりyが100を超えている瞬間があるはずだ。ちょうどyが100になるxを、たとえxの小数の値が半端な数になったとしても、調べるために対数が役に立つ。100 = 2の6.64…乗になりxが6.6438くらいの時にyが100を超える。つまり、7回目のデートの3分の2の時間を過ぎたときに「最短合意キス」ができる。その半端を求めるために発明されたものが対数である。

 

数学は実生活に役に立つ。特に数Ⅲを学習している学生は自信を持って社会に出てほしい。数学的思考はうまく使えば破壊力抜群である。ドラクエの「破壊王の鉄球」のようなものである。

 

今回の話は、数学の説明をするためのものである。したがって、「酒を飲ませて、その日に居酒屋のトイレでキスをする方法」は大学の悪い先輩に聞いてほしい。