人間は中身が100%である。

 

確かに外見が良いとビジネスはスムーズにいく。しかし、深い付き合いになると中身で勝負になる。むしろ外見の良さは、うわべだけの付き合いに役立つだけだ。最終的に深い付き合いを充実させたいなら、中身を磨かなければならない。金メッキはいずれ剥がれるのだ。このことを説明するために、「ハゲかハゲ以外か」という話をしたい。

断っておくが、大したオチは無い。

 

僕はカツラをかぶっている。カツラをかぶるようになって3年くらい経つ。カツラの下は0.1ミリのバリカンで刈り込んだ坊主である。カツラをかぶり始めた時は、『梨泰院クラス』の主人公ような髪型だったのだが、カツラの感じが思いのほか良いので、今は「どうせカツラをかぶればいいや」と坊主である。スキンヘッドに近い坊主にして気がついたことがある。街中で髪の毛が薄い人とよく目が合うのである。よく見ると、彼らは僕の坊主を凝視している。それでこれは仮説の域を超えないのだが、彼らは「僕がハゲていて坊主にしているのか、ただ坊主にしているのか」を見分けているのだと思った。つまり、「ハゲかハゲ以外か」を見分けようとしているのだ。

 

僕はカツラを気に入っている。これからもカツラをかぶっていくつもりのため、自分の髪の毛はどうでもいい。むしろ週に2回も刈らないといけないのが面倒くさい。カツラを被ればいいので髪の毛のことは何も考えていない。白髪はめちゃくちゃ増えているが、気にしていない。しかし僕の坊主を見ている髪の薄い人たちは、そうはいかないのかもしれない。でも僕はあえて言いたい。人は100%中身で勝負だ。確かに外見が良いとビジネスが有利に進む。しかしそれはとっかかりが良いだけで、性格の悪い人は化けの皮が剥がれる。浅い付き合いなら外見が良いだけでうまく乗り切れるのだが、深い友情や愛情を得ようとすればするほど中身が大切になり、浅い付き合いがうまくいくかどうかはどうでもいい。つまり、外見だけで乗り切れる付き合いなど無価値なのだ。だから内面を磨き、深い人間関係を築いていくことに時間と労力を費やすと良いのだ。

 

ちなみに、ハゲのことで心配している人がいるなら覚えておいて欲しいことがある。ハゲは月5000円程度のサプリで防げる。それでもハゲが進行しそうなら、髪がなくなる前に美容クリニックに行けば、お金はかかるが防げるのである。